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2014年12月 1日 (月)

お金をめぐって ― アゴタ・クリストフ初期の笑劇『ションとジョー』より

『悪童日記』の著者アゴタ・クリストフの初期の笑劇『ジョンとジョー 』の一場面。 一文無しのジョーと、わずかしか持ち合わせのない友人ジョンが、カフェでプラム酒を飲み、会話している。 ------------------------------------------------------------- ジョー あっ、そうだ。思い出したよ。 ジョン あっ、思い出したか。 ジョー うん。おれはね、一体どういうわけで世の中には金を持ってる連中がいるのか不思議に思ってるんだ。あの連中はたくさんの金を持ってる。いつも持ってる。その金を使うんだけど、それでもやっぱりたくさん持ってる。相変わらず持ってる。お...

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2011年10月 8日 (土)

本はひとりで隠れて読むのが基本(中学生へのメッセージ) [※注1]

 親とか、先生とか、大人(おとな)というのは、とかくうざいものだ。  きみたちのまわりに、親か先生かはともかく、読書の習慣がないと基礎学力がつかないとか言って、「漫画ばっかりじゃなくて、ちゃんとした本を読まなきゃだめです。ほら、この名作を読みなさい、あの名作を…」と、おせっかいを焼く大人が一人か二人はいることだろう。もちろん、きみたちだって、親や先生がきみたちの基礎学力を心配してくれるのはありがたいことだと、分かってはいる。でも、やっぱり、「うざい」ことには変わりがないよな。おいしい料理だって、押しつけられれば嫌(いや)になる。本もそうだ。表紙に「文部科学省推薦図書」なんていうシールが貼ってあ...

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2011年4月18日 (月)

デモは迷惑行為に非ず ― テロとの同質視はトンデモ理論である ― 。

 2011年4月10日に東京・高円寺で反原発デモが行われた。いうまでもなく平和的な街頭デモであった。翌11日にツイッター等を通して、デモを迷惑行為扱いする「声」が多数聞こえてきた。  同時に、性格心理学者で、私はよく存知上げないけれども、少なくともツイッター上ではかなり大きな影響力を持っておられるかに見受けられるW氏 [注1] が、デモを紛れもない迷惑行為と認定した上で、ふつうの「デモ迷惑論」 ― デモは傍迷惑だからやめろという説 ― を退ける趣旨のツイートをされ、それを多数のフォロワーがリツイートするという現象が目にとまり [注2]、これには一驚した。論拠にトンデモナイ無知と倒錯があることが...

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2011年4月15日 (金)

同一性と変化 ― 小沢は「保守」か「革新」かという疑問への脚注 ―

 小沢一郎という政治家については、自由主義から平等主義に転じたとか、小さな政府から大きな政府に乗り換えたとか、親米から親中にシフトしたとか、できの悪い座標軸しか持たぬ評論家等によって、デタラメばかりが流布されてきた。どこがどうデタラメか全部まとめて解説したいところだが、あいにく暇がない。そこで、とりあえず今日は、小沢はいったい「保守」なのか、「革新」なのか、それとも「保守」と「革新」の間で矛盾しているのか、という疑問に対して、少し哲学的な(?)アプローチで補助線を引いておくことにする。  よく知られているように、小沢一郎は、好きな言葉としてしばしば、ルキノ・ヴィスコンティ監督の映画『山猫』の中...

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2010年12月31日 (金)

日本・中国・米国 ― E・トッドの見解、私の見解

 2010年12月29日の読売朝刊文化面にエマニュエル・トッドのインタビューが載っている。見出しは「『傲慢な』中国、力を過大評価」。署名は山田恵美記者。私は取材時にトッドの友人として通訳を務めたので、彼のその折の発言とこのたびの記事の対応関係についてあれこれ言う立場にない。そして実際、記事に不満はない。  中国について、トッドは記事にあるとおり、かなり危険な傾向を示しているとの見解を持っている。先日彼から届いた私信メールにも、個人的な親日的心情からも、中国の動向を懸念している旨が記されていた。ただし、彼の場合、「マジで」中国を警戒するといっても、それは中国をその本質において敵視するということで...

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2010年9月14日 (火)

「『熟議』を騙るニセ物民主主義」ほか、ツイート抜粋(2010/08/11-2010/09/12)

2010年8月11日  カントにおける「理性」と「悟性」 中山元訳のカント『啓蒙とは何か』の冒頭ですね。中山さんも訳注で断っておられるのだけれども、ここで「理性」と訳されているのは実はVernunft(=理性)ではなく、Verstand(=悟性)。物事を理解する能力、生情報から「知」を得る能力です。 カントは「理性」と「悟性」をはっきり遣い分けているので、ここはやっぱり「悟性」か、せめて「知性」と訳すべきと私は思う(中山さんの訳注に疑問覚えた)。でないと、このすぐあとで啓蒙の標語として、羅語Sapere aude「知る勇気を持て」が掲げられることと整合しない。 たとえば岩波文庫・篠田英雄訳を参...

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2010年9月12日 (日)

「海江田万里氏は変わったのか?」ほか、ツイート抜粋(2010/07/13-2010/08/09)

2010年7月13日: 知的テロリズムの芽 『ised 情報…』刊行記念イベントでもらった公開ゼミ「ヘタレ文系人間のための文系ハック2.0!!」のチラシが鞄の中から出てきた。「キミ、まだwordなんか使ってレポート書いてんの!?」とある。こういう若干テロっぽい台詞は男の子によく効くのだろうが、昔からのやり方だ。進化ゼロ。 昔、たとえば1970年代前半。学部2年生だった私が『現代日本の思想と行動』に没頭していたら、少し前まで全共闘でヘルメット被っていたという触れ込みの上級生が通りがかり、ニッコリ笑顔の上から目線で言ってくれたものだ。「キミ、まだ丸山真男なんかを読んでるの!?」これは果たして昔話か...

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2010年9月10日 (金)

なぜ「悪童日記」という邦題にしたか?

 先日ツイッターで、読書会で『悪童日記』を取り上げるのだが、この邦語訳タイトルをどう評価すべきか、という意味のことをツイートしておられる方に遭遇した。で、その方に私は、訳題を決めた経緯を近々ブログでご説明すると約束した。  アゴタ・クリストフのフランス語小説Le Grand Cahierの拙訳『悪童日記』を早川書房が刊行したのは、1991年の1月である。その本が90年代を通してロングセラーになった。2001年に翻訳を手直ししてハヤカワepi文庫の一冊としたのだが、嬉しいことにその後も今日に到るまで増し刷りが続いている。続編の『ふたりの証拠』および『第三の嘘』も同様である。  さて、原典のタイト...

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2010年8月18日 (水)

国連安全保障理事会におけるドミニク・ド・ヴィルパンの演説

国連安全保障理事会2003.2.14における フランス共和国外相ドミニク・ド・ヴィルパンの演説(拙訳) ― VILLEPIN, Dominique de, et al. : Un Autre monde, L’Herne, 2003.より  2003年2月5日の安全保障理事会で、米国国務長官パウエル氏は、イラクのフセイン政権とアルカイダの間に連携があるかのような報告をおこなった。それでも理事会の過半数と国際世論は米国の見解に同調していなかった。しかし、その後もイラク政府に対する米国の圧力はますます強まっていた。ブッシュ米国大統領は、特に2月6日には「ゲームは終わった」とまで言明した。  米国と...

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2010年8月13日 (金)

ブログ再開。並びにツイッターについて。

 昨年の前半に4カ月間続けたきり、その後1年と2ヵ月の長きにわたって中断していたこのブログを再開します。リニューアルしての再開です。刷新の要点は次のとおり。  1)もともとこのブログは、過去に活字にした文章 ― 解説、エッセイ、書評など ― を整理し、アーカイブし、部分的にはネットユーザーに読んでもらえるようにしていくことを主眼として開設したのだった。実際、昨年の2月から6月まで、少しずつそうした作業を進め、古いエッセイや書評をここに公開していたのだが、このたび、その種のファイルはすべてここから切り離し、「クラウド」の彼方へ移送することにした。今後このブログでは、主としてhic et nunc...

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«ロマン・ガリを読んで元気回復

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